[2004.03.14]
  本当の,悪たるもの


 ▼「愛しのGoogle」を大いに語る(ITmedia News)
  http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0403/12/news028.html


 歌詞を勝手にウェブや書籍に載せること,曲をネットラジオで放送することは,現在の著作権には違反するらしい。だが,それらの行為は罪でも悪でもない。世界は,著作権のためにあるのではない。歌詞や曲にとっては,ただ,その作品を受け取る人のためにあるのだ。

quote:わたしはわけあって昔のCMの曲を探していたが,グーグルで検索して歌詞が掲載されたウェブをみつけ,答えにたどり着いた。10年前はこの手の調べものをするのに,何時間も電話をかけていたものだ。グーグルは自分の知らないことを探すのにもっとも役に立つツールで,ほとんどのグーグルユーザーも同じ意見だと思う。

 日本の曲でも,おおむねグーグルで歌詞の一部を検索して,その曲がなんという曲か,歌っていたのが誰かがわかり,その情報からまだCDが手に入るか探し求めることができる。そのとき歌詞を掲載しているサイトのほとんどは,個人の趣味のサイトである。そして,それに対して著作権法違反であると警告を行い,たくさんのサイトを潰してきた団体が日本にはある。日本では発売された曲は,いつまで経っても人々が自由に利用することはできない。書籍のなかでちょっとだけ歌詞を使うこともできないし,インターネットラジオなんてとんでもない,と云う。結果,ネットラジオにおいては世界で日本は断トツで遅れている国になっている。ほかの国の人間が,不思議に思うほどに。

 CCCDはいやだ,でも著作権は守らなければいけない,などと云っている人間がいる。そんな人間は全員,ではどうすれば誰もが満足できるんですか? CCCDに代わる代案はなんですか? と云う問いに答えられない。ガキのわがままと一緒だ。反対する理由はひとつしかない。音質が悪くなるとか音楽業界は儲け過ぎだとかは,実際はどうでもいい理由である。そのひとつしかない理由とは,「著作権? あんなものは守る必要も従う必要もないよ。だって,あれはほんの,とてつもなくほんの極々わずかな人間のためにしか存在してないんだから」ということだ。著作権などなくても,世界は成り立つ。わたしたちは,いまの法ではなく,将来のことを考えて行動すればよい。だから,ネット上で流してはいけないファイルも,情報も,存在しない,ひとつも。


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